今回のテーマは、看護師、福留さんの、「エンディングノートについて考えよう」でした。
一般的には、自分が亡くなったあとの財産や各種手続きについて、前もって整理しておくノート、というイメージで、なかなかオープンでは話しにくいように感じますよね。
あまりに具体的すぎると、言われたほうも、今はそこまで話したくない、と感じることもあり、それは当たり前の感情だと思います。
ですが、エンディングを考えるということは、そこにたどり着くまでの、まさに「今」と「これから」をみつめることにつながります。
いきなりエンディングを考えるのではなく、誰かと一緒に、自分や大切な人の今とこれからを、日々の生活の中で、少しでも話すことが大事なんだなと気づきました。
そして、そんな当たり前の日々が、実はとても幸せな、大切な時間なんだなあと思いました。
日本はこの数十年で、自宅で家族を看取る、という場がなくなり、ほぼ病院で亡くなるというシステムになっています。
急に大切な人の「もしもの事態」に直面した時、どうして欲しいか何も聞いてなかったら。。もちろん、聞いていたとしても迷うんだろうけれど。正解はないんだけれど。
色々と思い、考えるきっかけとなる会でした。
参加者のみなさま、ありがとうございました。
今後も、そうやって自分の今やこれからを、みんなで一緒に振り返っていく機会を、オルかなでは設けて行きたいと思います。