オルかなのお茶会、オルかな茶。
17回目の今回は、「人生のクライシス(危機)を考える」というテーマで、人が集まるのかなあと心配しましたが、7名の参加者が集まりました。
オルタナティブ協議会では、クライシスからおこる心身の不調は、病気ではなく、自分を守るための正常な反応だと考えます。
なので、精神症状があっても、「どんな症状がありますか」ではなく、「何があったんですか」と聴きたいのです。
しかし現在では、クライシス→医療→投薬→障害者の流れが強いのでそれを止めたい。そのためには何が必要なのか、考えました。
それぞれがこれまで体験したクライシスを振り返り、当時の不調の原因を思い返しました。状況は様々で、家族の死、学校での勉強が苦手だった、職場の転勤、人間関係、家庭内での孤独、家族の介護や延命。。必ずそこには理由がありました。
そして、あの時、心を開いて相談できる人や場所が、医療以外になかった。家族もそう思っていたから自分を医療につなげた。昼間に行く場所が欲しかった。お金のことや仕事のことで話がわかる人がいなかったから抱え込んでしまった、など貴重な意見がたくさんありました。
自分のことだから、家族のことだからと誰かに言いづらい、自分で何とかしなきゃ、言いたくない、言っても伝わらない。などの感情もあり、そういう抱え込みから医療へつながる流れもあることがわかってきました。
今回の会で強く感じたのは、
「クライシス(危機)になってから行く、話す場所であることはもちろん、その前からつながれる、そこにある人や場所」として、地域に密着した、地域に貢献する拠点や活動をしたい。ということです。
なぜなら、そういう人たちが最初から周りにいれば、「つらい」という発信が早い段階でできるから。仲間が全力で、一緒に考えることができるから。
そして、私たちは医療を否定しているのではなく、「そこに主導権を握られてしまうこと」を問題としているんだという事に、あらためて気づきました。自分で考えて自分で決めたことは、薬飲む飲まないに関係なく、尊重される場です。
オルかなの今後は、神奈川の快復者がどれだけ集まり、動けるかにかかっています。
いっぽいっぽ。オルタナティブ関西(オルかん)の動きに習いながら、その時を静かに待ちます。
参加者のみなさま、ありがとうございました。