7月30日、横浜市西地区センターにて、オルかなのリカバリー講演会を開催しました。
当日に説明をするのを忘れてしまいましたが、今回のイベントはオルかな3年目にして初めて、精神医療経験者のみが登壇する、勉強会でした。
今までは私や看護師、中川全国代表などがメインの講演をした後に体験を話す、という流れのイベントをしていましたが、満を持して、このような形で勉強会が出来て、感無量の気持ちです。
登壇メンバーが堂々と、自身の経験とリカバリーを語る姿は、とても頼もしく、たくさんの薬を飲んでいたとは思えません。
これまでの苦悩や怒り、悲しみはたくさんあったのだと思いますが、被害者意識にとらわれず、自分の快復について前向きに語る姿は、聞いている私たちやこれからリカバリーを目指す人たちが先の希望が持てる、内容でした。
1人目の細マッチョ兄さんの話では、適当につけられた統合失調症の診断により人生が狂わされ、自力で減断薬した話、そして近年の発達障害ブームへの疑問。教員用のチェックリストを見て皮肉りながら、個性を大切にするという当たり前のこと話してくれました。
2人目の富山さんは、ご自身の生きづらさや不適応から病院に行ったものの、診断や薬がかわり悪化していく中で、最後は自分でどうするかを決断してから、快復していった過程を語りました。そして現在複数の仕事を掛け持ちする多忙な生活ながらも、楽しく地域に貢献している様子を、素晴らしい資料とプレゼンで、伝えてくれました。
後半は、障害者の就労移行支援事業所、を利用していたメンバーが、障害、通院、服薬ありきの支援や事業に対する疑問を語りました。時に毒舌全開で笑いを取りながらも、じゃあこれからどうしたらいいのかを一生懸命考えていて、参加者と一緒に意見交換しました。批判や問題提起だけにとどまらない、オルかならしい勉強会になったと思います。
そしてこの日は登壇者の富山さんのお誕生日!!会場全体でお祝いしました。
今回のイベントは、全国を回れる内容だと思います。
メンバーへの講演のオファーを、お待ちしています☆
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!