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ブログ読者のみなさま、ご無沙汰しております。オルかな事務局の黒柳です。今後は
オルかな代表みつはしの投稿に加えて事務局の投稿も始めます。よろしくお願い致します。
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去る5月13日、神奈川オルタナティブ協議会代表・みつはし精神福祉士事務所代表の
三橋淳子が市民がつくる政治の会(旧・日本母親連盟)神奈川支部主催のミニフォーラム
「減断薬ブームに潜む落とし穴! 〜精神医療からの真の快復とは〜」
にて講演を行いました。
テーマは、「自分で決めることの重要性 ~本人主体で快復するために~」。
三橋が自らの経験に基いて安易な診断・薬漬け・強制入院・隔離・拘束・死亡退院・・・
などの日本の精神医療の現状と問題点について報告し、そしてその背景に何があるのか、
当事者がそこから脱却して快復していくために大切な考え方は何か、について
90分に渡って解説しました。
講演の後は、薬漬けの状態から断薬に成功した経験をもつ篠塚和子氏、A氏から
体験記を発表していただき、そしてその後は三橋と今回のファシリテーターである
島田紗和氏、篠塚氏、A氏の4名によるパネルディスカッション。
当日は小雨が降る中、会場の茅ヶ崎市内「なちゅLABO湘南」
ホーム | なちゅLABO湘南
まで約20名の方にお越しいただきました。
また、今回のミニフォーラムはオンラインでの生配信を実施、
開催後の15日・16日には録画を配信。
こちらも多くの視聴者のみなさまにご参加いただきました。
会場に足を運んでいただいた方、生配信・録画をご覧いただいた方におかれましては
改めてお礼申し上げます。
***三橋から、今回のミニフォーラムを振り返って*****************
発表者の方の「本当はどっかで気づいている。でも向き合わなかった。」
という言葉が印象的でした。
そう、私も病院勤務の頃から、おかしいと思っていたのに、
利用者さんが突然死するまで、行動できなかった。
知ったらこわいとか、今までのキャリアが揺らいでしまうとか、
無意識に避けていたのだと思います。
いつもは批判と問題提起で終わってしまうけど、真の快復は、
自分と向き合って気づき、自分で決めること。
体験者とのディスカッションでも、そこまでしっかりと伝えられて、良かったです。
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先入観からか、会場のみなさまからは怖い人だと思われていたらしい三橋。
締めのコメントで
「優しい、と言われて驚いてます。
これからは優しさを売りにやっていきたいと思います。」
と笑顔を見せていました。