神奈川オルタナティブ協議会  【オルかな】公式ブログ

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10月10日サードオピニオン会IN二俣川のご報告

10月10日(日曜日)に開催された
サードオピニオン会IN二俣川の様子をご報告します。

緊急事態宣言が明けたことに伴い、今回は久しぶりに
大きな部屋を会場に定員なしでの開催となり、
12名の参加者の方々をお迎えすることができました。

冒頭でMCの中川聡(全国オルタナティブ協議会代表)
が皇族の眞子さんが複雑性PTSDであるとされた件に触れ、
近年PTSD治療において薬物重視の傾向が出てきていること
を指摘し、PTSDという概念自体やそのような心の状態を
医療の対象とすることに疑問を表明。
また、複数の薬剤の組み合わせで生じる薬物相互作用に
ついて注意を喚起しました。

そして、参加者のトークへと移っていきます。
その中から発言(大意)をいくつかご紹介すると・・・

・「毒親」という言葉で親の問題を公の場で
議論できるようになったのはかつての時代と比べて
隔世の感がある。
ADHDの診断は実質的に学校の教員がしている、
これは診療として成立していない。
・病院で薬の処方箋をもらったらそこの門前薬局ではなく
近所のかかりつけの薬局へ行ったほうがいい。
そういうところの方が薬剤師の率直な意見が聞ける。
生活保護の予算の半分は医療費となっており、
受給者本人の手に渡っていない。これは本末転倒。
メンタルヘルスにもっとも必要なのは「人薬」「時間薬」。
・十数年前、父を突然亡くしたことが
精神科受診をはじめた一因だった。
・「専門家」はなぜあんなに偉そうなの?
・「原因」と「結果」を混同してはいけない。
・精神医療がさまざまな領域に浸透したことによって
世の中の改善スピードが低下している。

・・・会場の雰囲気を想像していただけたでしょうか。

締めくくりに横浜を訪問中の愛知オルタナティブ協議会代表・
山内崇嗣から今後開催予定のイベントの紹介があり、
お開きとなりました。

精神医療やその周辺の福祉の現状に疑問を抱いている、
精神薬の副作用で困っているけれど相談先がない・・・
そういった方はぜひ、【オルかな】主催のサードオピニオン会に
足を運んでいただければと思います。

次回は11月14日(日曜日)の開催です。
週末の参加が難しい方は8日(月曜日)にも開催予定ですので
ご検討ください。
いずれも定員がございますので参加を希望される方は
お早めのお申込みをお願いいたします。
(オルかな事務局 黒柳)