神奈川オルタナティブ協議会  【オルかな】公式ブログ

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【障害年金と生活保護の勉強会、開催しました!】

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8月13日、予想以上の参加者さんに来ていただきました。会場の席はほぼ満席。「これまで、障害年金生活保護と同時に扱う勉強会はなかった」という声をいただき、ああそうか、そういえばそうだなあと思ったのでした。多くの方に関心を持っていただき光栄です。


ですが、チラシや宣伝に、【卒業を考える】と掲載したので、障害年金生活保護からの卒業ノウハウなどが聞けると思って来られた方もおられました。そういう方たちにとっては、期待した内容ではなかったと思います。


オルかなの勉強会は、疑問に思うこと、色んな選択肢を増やすことについて【考える、意見交換する】ことがそもそも目的です。今後は、誤解のないように宣伝などしていきたいと思います。


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社労士の佐々木さんは、「障害【者】年金と言わないでください。障害年金です」と強くおっしゃいました。誰にでも起こりうる障害の状態に対して、支給される年金なんですと。確かに、障害者年金、と言ってしまうことありますよね?

 


そして、年金には【手入れ】が必要。働けるときは保険料を支払い、厳しい時には減免や免除の申請。手入れ、という伝え方がとてもいいなと思いました。年金の仕組み(保険料だけで賄ってるのではなく、税金も投入されているので破たんはない)や手入れの情報を知っていることがまず大切だなと感じました。

 


必要な時に障害年金を受け取り、その瞬間から今後をどうしていくかを同時に考えること。もらい続けること(障害で居続けること)にとらわれすぎず、多様な生活スタイルや働き方を見つけ、リカバリーしていけたら、権利は残したまま年金の受給をお休み、卒業することもできる、との話は、斬新でした。

 

受給しているかたも支援職も、障害年金を卒業、お休みするという意識はほぼないと思います。日本も多様な働き方が認められ、選択肢が増えれば、障害年金をうまく活用しながら自分らしく働くことが出来るなと感じました。

 


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生活保護スーパーヴァイザーの徳丸さんは、「生活保護利用者さんの多くが、精神薬を飲んでいる」ことへの危機感と、そこからのリカバリーの難しさ、働いた場合の収入認定の仕組み。制度の限界。医師に反する意見をすると苦情が来てしまう現実に悩んでいることなど、ざっくばらんに話してくれました。


でも係長である徳丸さんは現場の若いケースワーカーをバックアップしながら、過剰な医療や支援での囲い込みがないように奮闘されています。


そして、ネガティブな報道やイメージが先行してしまう生活保護制度ですが、実際は、生活保護から就労へつながり自立していく人もたくさんいるし、働きたいと希望する方もたくさんいる、という現状を話してくれました。


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最後は、障害年金生活保護の両方の利用経験がある、エセ湘南ボーイ君の登場です。

障害年金生活保護、両方受け取るとどういう内訳になるのか仕組みのこと、地域によって金額の差があること、働いた場合の収入申告をどうしているか、ケースワーカーとのやりとりのリアルな現状など、詳しく、利用者の立場から話してくれました。


働くとその分生活保護費を返さなくてはならない、という制度の決まりがあり、(全額ではありませんが)それによって働く意欲が低下してしまうのは当たり前のことだけど、でもそれを自分自身がどう受け取り、リカバリーに向けて進めていくのか、自分次第だと思う、という言葉に、感動しました。


「そうやって出来る範囲で就労にチャレンジしても、申告すれば生活保護が切れずに少しずつやっていける、それをありがたいなと思うか、働いても取られる、おかしい。じゃあ働かない、と思うかどうかは、自分次第です」という言葉が、刺さりました。


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どんな人でもそうですが、困難な、納得のいかない状況や人間関係であっても、自分の受け取り方次第、行動次第で周囲の人間関係や環境、体調も変わって来ます。

 

私たちオルかなは、今がとても厳しく、働けないと思っている人や、働きたくないよ、と思っている人へ、無理してでも働こうよ、と言っているわけではありません。減断薬についてもそうです。

 


【働きたい】【誰かの役に立ちたい】【何かしたい】【年金や生活保護から抜けたい】と思っていても、その選択肢がない、または情報がわからないことで現状を維持されているかたへ、多くの選択肢を伝えたい、創って行きたいと考えているのです。

 


今回、二つの制度の知識を深めた流れで、次回は、【オルタナティブな働き方を考える】というテーマで、勉強会を行います。11月19日、ユニコムプラザさがみはらにて。


現在の障害者への就労支援の現状、精神医療との絡みや問題点を知り、オルタナティブな就労支援をしている福祉事業所の職員さんや、おもしろい働き方をしている体験発表も予定しています。ぜひいらしてくださいね☆


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参加してくださったみなさま、ありがとうございました☆


そして長い長い報告を読んでくださり、ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。

 

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