神奈川オルタナティブ協議会  【オルかな】公式ブログ

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2023年9月10日㈰開催・サードオピニオン会in鶴ヶ峰のご報告

昨(2023)年9月10日㈰に開催された【オルかな】主催・サードオピニオン会in鶴ヶ峰。
横浜市旭区の社会福祉協議会の拠点「ぱれっと旭」の部屋をお借りして実施しました。
当日の会の様子をご報告します。

MCは例によって中川聡(全国オルタナティブ協議会代表)。
はじめに大阪など各地のオルタナティブ協議会支部の近況などを報告し、
ドーパミン拮抗薬の突然の中止後の精神病症状を報告するケーススタディ」に
基づきドーパミン拮抗薬(抗精神病薬)の安全な減薬方法についてコメント。
そして徐々に参加者を交えた対話へと移っていきました。

会場での発言から(大意):
・断薬してから2週間後から1ヶ月後にトラブルが起きやすい。
・家族が「やせ薬」を服用しているらしいが、危険ではないかと思う。
精神科病院が退院促進会議の場を設けることは義務。
いつまでも開かれないようなら請求すべき。
・減断薬に興味がない人を説得しようとしてはいけない。
・薬を本人のためではなく、周囲の都合のために使っている。
・患者に自己肯定感がないのは、元気をなくする・自己肯定感を下げる薬を飲んでいるから。
・「治療」と「問題行動を抑えること」は違う。
・本当は暴れている人のほうが正当かもしれない。
・ふつうの病気なら3ヶ月治療してもダメだったら他の治療法を試すが、
精神科ではなぜかそうならず、いつまでも同じ治療を続ける。
・臓器移植・・・医師が患者を生かさぬよう殺さぬようにして移植に持っていってるのでは?
・子どもの頃から服薬している当事者は何か辛いことがあるとリスパダール頓服、
という具合に薬が生活の一部になってしまっている。
抗精神病薬を常用していると確実に寿命が20年縮む。
・精神科の認知症病棟は社会的入院が多い。
ソーシャルワーカーは各病院に10人くらい、それこそ山ほどいる。
グループホームでも病院同様に薬を飲め飲め、と言われる。
・子どもがいきなり悪魔になるわけがない、必ず背景がある。
・人は追いつめられた時には病気のような状態になるが、状況が変われば改善する。
・今、睡眠薬を飲んでいる若い人が多いが、彼らが40代、50代になったときどうなることか。
・今の精神科臨床現場ではとても優しく丁寧に、洗脳に近いことをやっている。


(オルかな事務局 黒柳)